世界と日本の博物館、時々ごはん

博物館を巡りながら、おいしいごはんと旅の模様を綴っていましたが、途中でコロナ禍になり、ほぼ日本の博物館。

【品川】物流博物館

品川にある「物流博物館」。

JR品川駅高輪口から徒歩10分ほど、mango tree cafeが入っているウィング高輪の横の坂道を登り切ったところにあります。歩けない距離ではないけれど、坂道と、あまりお店がない(風景が変わらない)ので遠く感じます。

ここは面白い!展示室は地下1階と1階で、展示面積もそんなに広くないですが体験コーナーや映像資料が充実して、2時間半くらい1人で遊んでいました笑。2階は映像展示室と図書コーナーがあるようです。

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訪れたのは平日なので、お客さんは少な目。最後は完全に貸切状態でした。

1階は物流の歩みと明治・江戸の物流について。資料とパネル解説、品川宿問屋場などの模型が展示されています。映像コーナーが分かりやすく、アニメーションで物流の歴史について説明してくれます。

地下1階は現代の物流について。

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部屋に入り初めに目に入るのが巨大なジオラマ!写真はジオラマのなかの港部分で、京港大井埠頭がモデルだそう。港のほかにも、空港や鉄道ターミナルなど陸海空の物流を俯瞰することができます。そして、ボタンを押すと…動きます!トラックやクレーンが動いて、あぁこうやってモノは運ばれているんだなぁとしみじみ。ちなみに夜バージョンもあって、もちろん24時間体制、止まることはありません。

 

物流ゲームでは、日本から海外への輸出を例に、輸出品と輸出方法を考えどれだけ早く安全に輸出できるかを競います。

映像ブースでは物流のドキュメンタリー(少し長め)を見ることができます。私が見たのは「仏像さんを運ぶ」「大阪万博の物流」でした。現在職業柄、文化財に関わることが多いのでとても興味深い…千手観音様の無数の手の部分の梱包などとても大変そう…。学生時代に毎日太陽の塔を眺めながら通学していたので、どのように万博が作られたのか、物流がどのような役割を果たしたのか、映像をチョイス。当時の運搬技術にも驚きましたが、それよりも現在と比較すると昔の万博公園一帯(当時は万博会場で、まだ会場ができていないのでもちろん更地ですが)が…モノレールもできてないし周辺ほんと何もない笑。会場の周りも当たり前ですが、現在とは眺望が違います。当時の働いている人の様子も出てきたのですが、真夏なのにみんな背広、ネクタイ、そしてたばこプカプカ…時代って変わるもんだなあ。

 

入館料は大人200円、中学生以下無料(2018.10現在)。大人も小さいお子さんも楽しめると思います!