【鹿児島】島津家別邸 名勝 仙厳園~歴史的庭園から桜島を眺める~
1658年(万治元年)に第19代当主であった島津光久によって造園され、その後も歴代当主による改築が重ねられてきた。借景技法を用い、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた素晴らしい景色と広大な庭園が特徴で、1958年(昭和33年)に国の名勝に指定された[1][2]。
幕末には第28代当主島津斉彬がこの敷地の一部を使ってヨーロッパ式製鉄所やガラス工場を建設するなどの近代化事業(集成館事業)を起こした。1857年(安政4年)には、園内の石灯籠にガス管をつないで点火させ灯火として用いたことから、日本のガス灯発祥におけるルーツの一つとして挙げられる場所にもなっている。(Wikipedia)
鹿児島の「仙厳園」に行きました。上記の歴史的背景は全く知らないまま、「鹿児島 観光」で出てきて、ぶらぶら見てきました。ちなみにこの仙厳園見学を機に、私は幕末・明治維新にハマりました。
チケットとパンフレットをもらって、入園します。仙厳園+集成館の1,000円チケットと、仙厳園+集成館+御殿の1,500円チケットから選びます。時間もあまりなかったので、仙厳園と集成館の1,000円チケットを購入しました。入口で1,000円チケット購入でも、お殿様の住んでいた御殿は仙厳園の中にあるので、500円追加払いで御殿の見学もできます。
梅がとてもきれいです。冬でしたが、快晴で梅の花が空の青色に映えます。
反射炉跡。
薩摩藩11代藩主の島津斉彬は、西欧の科学技術を導入し「集成館事業」を推進しました。当時の日本には、大砲を製造するために必要な量の鉄を溶かす技術がありませんでした。そのため、斉彬は西洋にある「反射炉」に注目し、オランダからの書籍を参考にその建設に力を注ぎました。
桜島がどーーーん!!ときれいに見えます。ちなみに、この写真は御殿の縁側に座って撮ったもの(結局途中で御殿にも入りたくなって、追加でチケットを買った)。
きれいな庭園と桜島を眺めながら、当時のお殿様とかお姫様はどんな暮らしをしていたんだろう、とか考えるとロマン感じます。
植木もよく手入れされています。
この仙厳園は、大河ドラマ「西郷どん」「篤姫」でもロケで使われています。この旅行後にNHKオンデマンドに入り、西郷どんと篤姫を一気見し、ぼろぼろ泣きました。篤姫は放送当時視聴率がめちゃくちゃ良かったようですが、それも納得。島津家養女となり、第13代将軍家定に嫁ぎ、徳川家最後の御台所となった篤姫の、覚悟を決めたその生き方を描いています。
御伝の一部(適当に見学してたからちゃんと写真とってない…)。入口で追加チケットを買って内部に入ります。
当時の品物も多く展示されています。これは薩摩焼。大河ドラマで篤姫が、大奥入城後、「お父さんが薩摩焼が好きだった」といって懐かしんでいる場面がありました。
こういう、日本と西洋が混ざったような建物とか内装好きなんですよね~。だから長崎とかも好きです。
お布団とお風呂。ちっちゃくない??やはり現在と比べると、小柄だったのでしょうか。そういえば、御殿の鴨居も低く、背の高い友人は屈んで歩いていました。
右上切れてしまってるけど…桜島がきれいです(何回言うねん…いやほんと海に浮かんでいるような成層火山で形もきれいなんですよ)
博物館「尚古集成館」(斉彬の作ったアジア初の近代的西欧式工場群「尚古集成館」は薩英戦争で焼失しています)は、誰も興味がなくてスルーしてしまいました。今となっては、なんてばかなことをしたんだ…( ;∀;) 博物館では、島津家の系図、大砲、琉球船模型、薩摩焼など、島津家の歴史を学ぶことができます。
一番初めでも書きましたが、仙厳園に行ったことをきっかけに幕末に興味を持って色々と本を読んだり、テレビを見たり、趣味が増えました( *´艸`)
今回の鹿児島旅行で一番おいしかったのは…ベッカライダンケン!パン屋さんです!
もちろん黒豚も、焼酎もすべておいしかったけど、このパン屋さんがおいしかったというか楽しかった。
扉を開けたとたんに焼き立てのパンのにおいが「ぼんっ」と顔を直撃し、見渡すと何十種類ものパンが並んでいて、タグを見ただけで全部食べたくなるパンのネーミングセンス。常に焼き立てが出てきて、「〇〇パン焼き立てで~~~す!」の声が響くとついついトングをカチカチしながら、焼き立てパンに向かっていってしまう…
地元でも相当有名みたいで、10時くらいに行ったけど、駐車場も警備員さん出ていて、店内も大混雑。
朝ごはんなのに、私たちはそれぞれ10個ずつくらいパン買った笑。外のベンチで食べました。うまい。焼き立て、うまい。焼き立てじゃなくてもうまい。人生で行ったパン屋の中で一番楽しかった。
鹿児島市内に4店舗あるようです。観光客が行きやすいのは、鹿児島中央駅から徒歩2~3分のところにある中央店だそうです。ぜひ行ってほしい。
(島津家別邸 名勝 仙厳園)
住所:鹿児島市吉野町9700-1
アクセス:
(車)鹿児島中央駅から20分、鹿児島空港から40分、
桜島フェリー桟橋から10分(パーキング利用可、300円)
(バス)カゴシマシティビュー、まち巡りバス、
民営バス(3社)ともに「仙厳園前」で下車
開園日時:年中無休(3月第1日曜日は鹿児島マラソンのため休園)、9:00~17:00
入園料:庭園・御殿・尚古集成館→1,500円(小中学校は750円)
庭園・尚古集成館→1,000円(小中学生は500円)