世界と日本の博物館、時々ごはん

博物館を巡りながら、おいしいごはんと旅の模様を綴っていましたが、途中でコロナ禍になり、ほぼ日本の博物館。

【大阪】シマノ自転車博物館

堺市に本社をおく自転車部品の製造で世界最大手の株式会社シマノが運営(運営しているのは正確には公益財団法人シマノ・サイクル開発センター)するシマノ自転車博物館。

 

自転車などの部品製造につながる、鍛冶屋の技術は古くは古墳時代に遡る。堺市仁徳天皇陵の古墳に関連する装飾品(?)などの製造の流れをくみ、中世には鉄砲と包丁の町として栄えました。

 

大仙公園内に1992年にオープンした自転車博物館サイクルセンターを新築移転したのもとのこと。最寄りの南海堺東駅前の観光マップ?には、移転前の自転車博物館サイクルセンターの場所(大仙公園内)が書いてあるのでお気をつけて…(大仙公園内には博物館とは別に、自転車ひろばとして、クラシック自転車のレプリカに乗れる自転車ひろばがあります)

 

2022年に移転開館したので、入口に消毒アルコールが標準装備されていました。とって付けたような、小さいテーブルに消毒液、みたいな感じではなく、手を差し出すと自動でシュッと出てくる固着式のいいやつ。

 

入るとすぐに自転車がお出迎え。この自転車はオーディナリーと呼ばれた自転車。
速度に全振りした自転車のため、前輪が道のでこぼこにつまづいて事故が相次いだそう。外国人仕様であることを考慮しても、前輪大きすぎ、足着かないし、こけるでしょこれは…でも乗ってみたいですね。速いし楽しそう。

 

このチケット、右上にQRコードがあります。入口のゲートと、館内でも使うのでぐちゃぐちゃに丸めず取っておきましょう( ^^) 

 

チケットを購入して順路を進むと、自転車の歴史を説明するビデオ放映がありました。今の自転車の形になるまでに、いろんな人の色々な試行錯誤がありました。当時、庶民の移動手段は徒歩しかなく、自転車の発明によって行動範囲が大きく変化したそう。

 

2階にあがると、歴代の自転車が展示されています。オーディナリー以外にも、様々な形の自転車がありました。
3階には、マウンテンバイクや運搬用自転車といった「色々な種類の自転車」が展示されています。なぜ自転車が倒れないか、といった物理に関する説明動画もありました。

 

展示の最後には、自分のライフスタイルにあった自転車を検索できるコーナー。
「街乗り」「マウンテンバイク」「通勤」「気楽に」「アクティブに」など様々シチュエーションと乗り方を選んでいくと、それにぴったりの自転車を教えてくれます。

 

そして、選んだ自転車の顔ハメ写真を貰えます!入館時のチケットのQRコードを読み取ることで、携帯からダウンロードできます。
結構種類あって面白い。。

 

シマノ自転車博物館)
住所:堺市堺区南向陽町2-2-1
アクセス:南海高野線 堺東駅(北西口)徒歩5分
開館時間:10時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土、日の場合は開館)、年末年始
入館料:一般500円、高校生・大学生200円