世界と日本の博物館、時々ごはん

博物館を巡りながら、おいしいごはんと旅の模様を綴っていましたが、途中でコロナ禍になり、ほぼ日本の博物館。

【金沢】金沢能楽美術館

当時、「伝統芸能」に仕事で関わることがあり、日本の古き良き文化に興味を持つようになっていたので、石川県の金沢能楽美術館に行ってきました!この美術館には、加賀に伝わる能面や能装束が展示されています。

観光地として有名な金沢21世紀美術館兼六園の近くにあります。

 

1階には、様々なお面。

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能面は、翁(おきな)、尉(じょう)、鬼神、男、女の5種類に分けられるそうです。小さい頃、おばあちゃんの家に飾ってあった能面が、今思えば「翁」と「鬼神」で、恐ろしくて仕方なかったのを思い出しました。

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能面の製作工程も勉強できます。写真は下絵。
能面や能装束を着ることのできる無料の体験コーナーがありましたが、時間が悪かったのか体験できず…
2階では、きらびやかな能装束を見ることができます。

 

能楽」とは

能の源流をたどると、遠く奈良時代までさかのぼります。当時大陸から渡ってきた芸能のひとつに、[散楽]という民間芸能がありました。器楽・歌謡・舞踊・物真似・曲芸・奇術など バラエティーに富んだその芸は、[散楽戸]として官制上の保護を受けて演じられていましたが、平安時代になってこれが廃されると、その役者たちは各地に分散して集団を作り、多くは大きな寺社の保護を受けて祭礼などで芸を演じたり、あるいは各地を巡演するなどしてその芸を続けました。

この頃、[散楽]は日本風に [ 猿楽/申楽 (さるがく・さるごう) ]と呼ばれるようになり、時代とともに単なる物真似から様々な世相をとらえて風刺する笑いの台詞劇として発達、のちの[狂言]へと発展していきます。
公益社団法人能楽協会HP) 

へえぇ…海外などに旅行に行くとその土地の伝統芸能とか観光で見ることも多いですが、そういえば歌舞伎や能も見たことないし、今度見に行ってみたいなーと思います。 

 

 小さい美術館ですが、310円で入れるので観光の合間におすすめです。金沢21世紀美術館はめちゃくちゃ人多かったですが、こちらの美術館は私が行ったときは私しかいませんでした;; こっちも楽しいよーー!

 

さて、本日のお宿は「金沢白鳥路 ホテル山楽」。いつも温泉旅館が多いので、今回はホテルにしてみました。このホテル、大正ロマンがたっぷりつまった、乙女心くすぐるホテルなのです。

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ロビーの様子。たまらん…写真を撮っていなかったのが悔やまれますが、客室も全部こんな感じ。鍵までこだわってます。

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さらにさらに、金沢の中心部のホテルにも関わらず、天然温泉完備です!地下807メートルから汲み上げられる琥珀色の温泉はとろとろで、観光で疲れた体を癒してくれます。お風呂上りのアイスサービスもありました( *´艸`)(2018年当時)

もう一回泊まりたいホテルです。

 

金沢能楽美術館
住所:金沢市広坂1丁目2番25号
電話:076-220-2790
営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は次の平日)、年末年始
料金:一般・大学生310円、高校生以下無料
アクセス:JR金沢駅から路線バス「香林坊」下車徒歩5分、または「広坂・21世紀美術館」下車徒歩2分