【東京・墨田区】たばこと塩の博物館
日本たばこ産業株式会社(JT)によって設立された「たばこと塩の博物館」。かつて専売品であった「たばこ」と「塩」の歴史と文化をテーマに、1978年に渋谷に開館した博物館です。2015年には墨田区に移転し、館内もとてもきれいです。
スカイツリーから徒歩約10分ほど。アクセスもよろしいです。帰りにソラマチで遊んで帰りました。
受付で入館料(100円‼)払って入館します。コインが返ってくるタイプのコインロッカーもあり荷物を預けることができます。
特別展「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」をやっていました。別途料金なしで観覧できます。
2階に常設展示室「塩の世界」と特別展示室、3階に常設展示室「たばこの歴史と文化」があります。
「塩の世界」から行きましょう!
生活に欠かすことのできない塩づくりの歴史、世界中の塩の種類、科学的にみた塩(NaCl)について展示されています。
日本の塩づくりは、揚浜式塩田→入浜式塩田→流下式塩田→イオン膜・立釜法と効率化を重ねてきました。昭和10年ころには1人あたり20トン→昭和50年には1人あたり約900トンもの塩を作ることができるまでになったそうです。
塩づくりの歴史は、模型に加え、映像資料でその工程をしっかりと理解することができます。
いや、昔の人ってホントにすごい。
効率的な製塩方法を見つけて、工業機械もないのに装置作って…。あれ、毎日スマホ見て消費ばっかりしている私って、何も生みだしていないしもしかしてバカなのかな、と思うほどに(笑)、塩を手に入れるための日本人の今までの知恵には脱帽です。
3階「たばこの歴史と文化」に移動します。
マヤ文明のパレンケ遺跡にほられたたばこを吸う神。展示室の入り口で、お出迎えです。
昔々、たばこは神々とむすびついた聖なる植物で、祭事に使われていたそうです。もくもくと上がる煙が、地上と天界と結びつけるとかつけないとか。
世界のキセルがたくさん~~
日本のたばこの歴史を、たばこパッケージとともに振り返ります。
たばこがいつ日本に伝来したかは定かではなく…16世紀後半からの南蛮人との交流のなかで伝わったのではないかと言われています。
17世紀前半には、日本中に喫煙が広まっていました。もしかして、江戸時代は肺がんで死んだ人も多かったのかしら。
この時代は本当に心惹かれます。昭和レトロ…各地のたばこ店の実際の写真が、障子の裏に貼ってあります。タバコガール?時代を感じるかわいい売り子さんも写っています。
2階に戻って、特別展をみます。
アメリカで製作されたポスター。
一昔前のデザインは個人的に大好きなので、とても贅沢な空間でした…!戦後の高度成長期は、たばこも全盛期で「たばこは動くアクセサリー」「生活の句読点」など、乙なキャッチコピーとともに様々な広告用ポスターが生まれました。
100円で、この展示内容、クオリティは大満足です!入館できたのが16時前で、時間あるかな…と不安だったのですが、1時間半で十分解説も読み楽しむことができました!
ちなみに、10分ほど歩いたところに「御谷湯」という銭湯があります。
人気なのか行列ができていました。470円ほどで入れて、黒湯温泉が楽しめます。お湯はちょっと熱め…ゆっくりしたかったのですが、我慢できずすぐ出てしましました。でも全然湯冷めしません。体の中からほっかほか(*'▽')
住所:東京都墨田区横川1-16-3
電話:03-3622-8801
開館時間:10時~18時(入館締切は17時30分)
休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:大人・大学生 100円、小・中・高校生 50円
アクセス:東京メトロ半蔵門線、東武線、京成線、都営浅草線「押上駅」徒歩12分
東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」徒歩8分
都営浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩10分