世界と日本の博物館、時々ごはん

博物館を巡りながら、おいしいごはんと旅の模様を綴っていましたが、途中でコロナ禍になり、ほぼ日本の博物館。

【インドネシア】Museum Seni dan Budaya Jawa

インドネシア、(たぶん)ジョグジャカルタにある「ジャワの芸術と文化の博物館」。

 

留学時代にまわりが行っているのを聞いて、頼み込んで連れて行ってもらったもの。故に場所も住所も何にも記録していない…ジョグジャカルタから少なくとも一時間半はバイクに乗って走ったのでジョグジャカルタにあるかさえ正直不明。とんでもない坂道をのぼってやっとたどり着いたのを覚えている。そう、とんでもない僻地に博物館だけぽつんと存在している。周りには何もなかったような気がする。

 

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それなのに、入口は結構な人で賑わっていた。観光客らしき白人もちらほら。こんなところに来るなんて相当マニアックな観光客か、もしくは私みたいに留学生ってこともありうる。

 

この博物館は、完全ツアー式。受付で英語かインドネシア語のツアーを選び、ガイドさんが説明しながら館内を案内してくれる。受付をしていると、連れが受付の人と知り合いだったようで声をかけていた。連れは、当時ガジャマダ大学の文学部で勉強していたのだが、そこでの友人だそう。ちなみにインドネシアは、同じ年に入学しても先に卒業する人もいれば卒業を伸ばす人もいて、同期だからといって同い年とも限らないし、今回のように、同じ教室で勉強したのに片方は博物館で働いていて、片方はまだ卒業していない、なんてことが多々ある。

 

受付後、10分ほどして館内へ入る。写真を撮っていないのが非常に悔やまれるが、この博物館、建物というより洞窟という言葉のほうがしっくりくる。受付も屋外だし、箱型の建物はなくて、イメージとしては木とつたに覆われた古墳のなかに入っていく。

館内は思ったよりも広く、くねくねと迷路のようになっていてあちこちに展示品が展示されている。展示内容をきちんと覚えていないが、名前のとおり歴史や文化に関する展示がされていて、一つ一つガイドさんが丁寧に解説してくれる。もう少しインドネシア語が分かれば理解できたかなあ…連れはインドネシア人なのでもちろん理解していて楽しそうだった。

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最後にとても大きなモニュメント。ボロブドゥールの柄と似ている気もするけどはっきりしたことは分からない。

 

帰りは屋台でうさぎを生まれてはじめて食べた。sate kelinci、うさぎの串焼き(焼き鳥)。うーん、鶏肉と言われても違和感はない。

 

雰囲気、秘境度、展示内容、アトラクション要素としては行った博物館の中でも群を抜いているのに詳細が分からないのが悔しい。記録は大切です。(2014.7)